迷った挙句購入
ソニーが電子ペーパーを発売し、話題になっていたのが2013年の事だったんですね。
その時から、気になってはいたものの、値段が高すぎて買えずにいたのですが今回、富士通がだしているクアデルノを購入しました。
かなり良い製品であると感じましたので、記事を書きました。
この記事では、購入を検討中の方が購入に踏み切れるように
- 書き味
- 機能
- 紙ノートの置き換えが可能か
- 活用法
といったことを記述します。
書き味に違和感はない
私が、最も気にしていたポイントです。
タブレットに書くような書き味であるとしたら、絶対に買いません。
また、書いた時にタイムラグがあり過ぎても買いません。
適当に漢字を書くので、検知が微妙で癖字の再現性が低くても嫌です。
しかし、クアデルノはこれら全て間違いなく及第点と言えました。
書き味ですが、さすがにボールペンで紙に書く感触とは異なるのですが、心地よいザラザラ感があり書いている感じは悪くありません。変な違和感というのはないと言って良いと思います。
次に、書いた時のタイムラグですが、ごくわずかですので、書きにくく感じることはないでしょう。クアデルノのサイトで書いた感じの動画があるのですが、同じような感じでしたので参考になると思います。
最後に、筆圧の検知具合についてですが、これもかなり良い感じで検知してきます。字の癖が紙で書いていた時と同じように再現されます。
ソニーの電子ペーパーで書いたことがないので比較はできないのですが、クアデルノはおすすめしたい製品です。
機能は十分。パソコンやスマホと連携すれば更に便利
デジタルならではの良さというのは、形式が固定されていないという事です。
皆様が紙といったときどんなスタイルのものが思い浮かぶでしょうか。
大学ノートのようなスタイルもの、無地、原稿用紙、TODOリスト形式、議事録用のメモ用紙・・・など色々あると思います。
標準では、大学ノートや議事録シートなど一般的なスタイルが選択できます。
しかし、こちらの公式サイトにアクセスすれば楽譜などの予め入っていないスタイルをダウンロードすることが出来ます。
そのためには、PC用のアプリをインストールする必要があります。これがないと、ダウンロードしたノートのスタイルをクアデルノに転送できません。
自分としては、原稿用紙と2020年版のスケジュール帳が欲しくてPC用アプリをインストールしました。
スケジュール帳は公式サイトからダウンロードする
ソニーのデジタルペーパーにはクアデルノのようなスケジュール帳がないという情報をよく見かけます。
多分、公式サイトに準備されていないという事なのでしょうが、それが本当だとしたら富士通のクアデルノの方が使い勝手が1枚上手という事になろうかと思います。
ですが、クアデルノもスケジュール帳は最初サンプル版しか入っておりませんので、今年のスケジュール帳が欲しければ、公式サイトからダウンロードしなければなりません。やや、面倒ですがスケジュール帳は便利ですので是非入れたい所です。
保護シートもおすすめ
さて、私はこういったタブレット系の画面に保護シートなしでタッチペンでゴリゴリ書けないタイプです。
書き味が変わらないか気にはなったのですが、保護シート買いました。
保護シートも電子ペーパー様にちゃんと開発されていました。
実際、書き味も良かったです。これで、画面の傷を気にせず使えそうです。
・・・。
もしかしたら、普通のタブレットにこの保護シートを貼ってメモ帳アプリを入れれば、それなりに使えるかもしれないですね。
まぁ、でもデジタルペーパーとタブレットでは画面が全然違いますから目の負担もかなり差があると思います。
活用法
①資格試験の勉強等をする人には利用価値あり
自分は資格試験の勉強をしている期間が多いのですが、過去問をクアデルノに入れるとめちゃくちゃ便利です。
国家試験だと試験の主催者のホームページから過去問が無料でダウンロードできることが多いのですが、これを活用するのって意外に面倒なんですよね。PDFをダウンロードしても印刷するのも面倒だし、かといって印刷せずにスマホの画面とかだと見る気にもならない。
それに、会社の昼休みに過去問を1問でも良いから解きたい時ってよくあるんですが、分厚い過去問を開くのも気が引けてしまい、結局人目のない自宅とかでしか試験勉強て出来なかったりしますよね。
クアデルノに入れておけば、昼休み中に過去問の練習がガンガンやれます!
これが意外に大きい付加価値じゃないかなぁと思ってます。
なお、PDFを取り込んだ場合、クアデルノの消しゴム機能で元々の文字を消すことは出来ませんでした。あくまで、自分がペンで書いた線だけが消せるという具合でした。これが良いのかどうかは、ケースバイケースでしょうが、試験勉強に利用するというケースでは都合が良かったと思います。
①-2資格試験の勉強等をする人には利用価値あり
国が毎年出している白書をご存じでしょうか。これは、PDFデータであれば無料で公開されておりダウンロードも可能です。ですが、紙フォーマットで手に入れようとするならば、アマゾンや書店で購入するか(数千円します)自分で、PDFデータを印刷するしかありません。
どちらにせよ、紙に起こそうとするとお金がかかります。そのため、色々な白書を読んで情報収集したいならば若干不便です。
ですが、クアデルノがあれば、PDFの白書をダウンロードして転送すればOKです。書き込みも出来るし、何冊でも入るしでめちゃくちゃコスパ高いです。
とまぁ、こんな使い方もあるよ、ということでした。自分は、今中小企業診断士の勉強をしているので、500ページ以上ある中小企業白書を2年分入れました。あと、セキュリティ白書やIT白書、水産白書も入れました。
白書を定期的に購入されている方は、クアデルノを購入する価値が高いと思いますよ。
②PDF版の書籍も販売されている。取り込みに問題なし。
最近では、本は電子書籍派という人もかなり多いのではなかと思います。紙と違って読みたいと思ったときに、購入すればすぐに、読むことができるのが最大のメリットだと思います。
電子書籍といっても、PDFで販売していることは稀ですが、翔泳社という出版社はPDF版も販売しているようです。
SEshopという通販サイトを持っており、会員登録して購入できるみたいです。
早速、自分も欲しい本があったので、購入してみました。紙だと届くまでに数日かかるのが、購入後すぐに読めるのがありがたいです。
PDFをダウンロードして、クアデルノに入れてみましたが、著作権侵害の対策のために会員登録時に登録したメールアドレスが表示されましたが、読むのに支障はありません。
クアデルノを持っていれば、断然、紙書籍よりPDFが便利です。
A5でも十分だった
A4かA5かでめちゃくちゃ迷いました。
持ち運びを重視したらA5かなぁとか、書きやすさならA4かなぁとか考えつつ、結局A5の方がスタイリッシュな感じがするかなぁなんて思ってA5サイズを買いました。
使ってみて、もう少し大きければなぁ・・・と思ったことはありません。やはり今まで使っていたノートと同じサイズですから小さいとは感じないかもしれません。
PDFを取り込んでみてもA5で十分だな、と思いました。
また、仮に小さいなと思ったとしてもタブレットみたいに簡単に拡大できますので、拡大させて書き込むといったことも出来ます。
ということで、A5だと小さいかなと思ってしまいますが、小さいという事もないし使いにくいという事もありませんでした。A5サイズおすすめです。
FMV-DPP04 富士通 10.3型 電子ペーパー(A5サイズ) FUJITSU QUADERNO(クアデルノ) 価格:39,800円 |
いや、やっぱりビックカメラのショッピングローンが良いかなぁ。