アーネストワン居住体験記

賃貸VS持ち家の論争で見えてくるもの

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長年続く論争

住居は賃貸が良いか持ち家が良いか。

長年決着がつかないテーマです。

確かに、どちらの意見にもメリットデメリットがあり、間違っているようにも思えません。

大事なことは、賃貸派、持家派のそれぞれのメリットデメリットを聞いたときに、まずはそもそも自分にも当てはまるのか?自分は将来の人生設計をしているか?をよく考えてから、行動することが重要です。
普通に考えれば、賃貸に住んでいる限りリスクはないように思えます。一方でローンを組んで家を買うことは、大きなリスクを背負うことになるように思えます。

しかし、どちらを選択した方が良いかは単純な問題ではないようです。

今回は賃貸派の意見と持家派の意見をピックアップしてみます。

賃貸派の意見とは

  1. 家を買ってしまうと、親の家が余ってしまう。
  2. いつでも引っ越しが出来る(隣人トラブルの解消やライフスタイルに合わせて住む条件を変えれる)
  3. 賃貸の方が安く住める
  4. 将来人口が減るのだから高齢になっても賃貸に住める可能性が高い
  5. 持ち家は資産としての価値がないから
  6. 経済的な余裕がないから
  7. 転勤があるから
  8. 最悪生活保護が受けれるから

色々調べたのですが、大体こんな感じでした。

持家派の意見とは

  1. 資産になる(家賃は一生払い続けないといけない)
  2. リフォームや内装、DIYが自由にできる
  3. 小さな子供がいても気にしなくて良い

持家派の意見も大体こんな感じでした。

個々の置かれた条件によって損得が変わる

今回、それぞれの意見を見ていくと、置かれている状況によってどちらが良いかが決まるということが分かってきました。

端的に言えば、賃貸派の1の意見というのがそうです。

親がすでに持家を所有しており、そこに住むことが可能であれば、住むまでの間だけ賃貸というのが一番合理的です。

持家派の人であっても、この意見を否定することはできないでしょうね。というか、このような選択をするのは持家派であるような気もします。

持家派の3の小さな子どもがいても気にしなくて良いというのも、子どもがいる家庭特有のメリットです。

このように、本来、賃貸と持家(1戸建て)にはそれぞれお互いにないメリットがあることに揺るぎなく、やはりどちらが良いかというのは難しいと言えるかもしれません。

中古住宅の価値が見直されない限り賃貸の自由度が勝るのではないかと思う

私は持家です。ただしローコスト住宅ですので返済の負担と言うものはあまり感じません。しかし、35年間で約3000万円支払い、固定資産税やメンテナンス代まで考えれば35年間で3500万円くらいは支払うことになるでしょう。
となると、35年間では毎月8万3千円ほど支払い続けることになります。とはいえ、ローンを完済したら一気に毎月の負担が減るのは、持家の大きなメリットであり、将来資産となると呼ばれる所以です。そうなると、長く生きるほど、年間の平均コストは少なくなっていきます。60年間住んで、総額4000万円くらいの支払であれば毎月5万5千円にまで下がります。そう考えると、やはり持家のコスパは高いなぁと思います。

しかし、賃貸派の人は別に一生賃貸に住むことに縛られないと思います。今は賃貸で身軽でいたいだけかもしれません。そして持ち家が欲しくなったら、その時に購入できる範囲の物件を買えば良いだけです。
この考えは転勤が多い方では当たり前の考えかもしれませんね。この他にも、自分の収入の安定性に不安がある人(多くの人がそうだと思いますが)であっても、通用する考えだと思います。

私は、持家を持ちたいなら今支払っている家賃が勿体ないと考えていました。一か月でも早く返済を開始した方がお金に無駄がないと思ったからですが、本当にそうでしょうか?

30歳の4人家族が買いたい家と、50歳時点、65歳時点では買いたい家が違ってくるため必要十分な家の価格というのも違います。そして、原則として年齢を追うごとに必要な家の規模や立地の良さ、築年数というのはより低コストになっていっても良いはずです。さらに住む場所も、どこでも良くなってくるかもしれません。定年したら通勤がないので、最低限の生活ができる地域に住んでも支障はなさそうです。

私の考えですが、家というのは自分が死ぬまでに如何に余剰価値を残さないかが大事だと思います。例えば、90歳の時に家の2階の一部が雨漏りしたとしても、自分だったら屋根の修理はせずにタライを置いて死にます。自分が死んだら、間もなく家が崩れ落ちるくらい、すれすれまで使い切りたい。

そもそも、賃貸に住み続けるのあれば毎月の家賃を支払い続けるため、購入のタイミングを遅くするほど持家にかけれる費用が限られますので、何千万円もするような家を購入するのは厳しいでしょう。

ですが、そもそも中古住宅って割安ですよね。日本では新築物件の方が安全だとか安く上がるといった謎の常識がまかり通ってるのが原因なのでしょうか、築20年も経過すると、土地だけのような値段で平気に売りに出されていますが、住める価値があるにも関わらず建物としての価値が認められないのが当たり前に思います。確かに、家の耐震性は重要です。地震はいつくるか分からないので、万が一大きな地震がきて家が崩壊して命に危険が及ぶとしたら心理的な負担が大きすぎます。

これから中古を買うのであれば、最低でも2000年の耐震基準に適合した家を購入する必要があるでしょう。建物の強度だけでなく、基礎部分の設計にも注意が払われています。

中古物件が安く手に入る前提で考えれば、家族構成が安定するまでは賃貸に住み、家族構成が固まってきた段階で割安の中古物件を手に入れるという、賃貸と持家のハイブリッドで住環境を確保していくのも悪くないかもしれません。

そのためには、中古住宅について理解を深める必要があるのですが・・。ホームインスペクションや契約不適合責任の問題など、抑えるべき点が新築より多いのは確かかと思います。

賃貸か持家かは論破するということを決着点としてはいけない

今回この長年続く論争を考えてみたのですが、どっちが優れた考えかということを判定しようとすると決着がつきません。

なぜなら、どちらにもメリットがあることは確かだからです。どちらにもメリットがある以上、優劣をつけるのは基本的に難しいはずです。

そこで、今回はいったんどちらの意見も認めあい、お互いの良いところを取り合ってみようと考えたところ、賃貸と中古住宅のハイブリッド方式にたどり着きました。

賃貸派と持家派が互いに論破しようとしているために、現実的でない前提条件を元に比較してしまうことも注意が必要な点でしょう。

FPが執筆するサイトにも、引越しを繰り返しながら最終的に、子どもが独立したので少し安い物件に引っ越し、夫婦二人でずっと家賃12万円とか現役世代並みの賃貸物件に住み続けることを想定して持家とのコストを比較してるのをよく見かけますが、あまり現実的ではないでしょう。少なくとも私だったら、定年してしばらくしたら絶対市営住宅的なところに引っ越します。一生賃貸といっても一生現役世代並みの家賃に住むことを想定してる時点で非現実的です。批判になってしまいましたが、お金に詳しいFPですら、着地点としてどちらが優れているかを導き出そうとすると前提条件を非現実的にするしかないのです。

大事なのは、この論争に身を投じて自分はどっちの立ち位置をとるか選ぶことではなかったのです。

両者の意見をうまく取り入れて、最善のやり方を自分なりに考えて行動していくことが重要ということになります。家なんてものは、後悔と密接不可分です。どうあがいても大なり小なり後悔は付いて回ります。ただ、この後悔をいかにコントロールするかが大事だということです。

私は、賃貸と中古住宅購入のハイブリッド方式がコスパに優れた考え方ではないかと思います。

もし、自分なりのベストな考え方が見つかりましたら、コメントでもくださいませ。

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