雑記

2020年11月1日(日)曇 長野県産の黄金桃で贅沢する

投稿日:

長野県産の黄金桃で贅沢する

鹿児島では有名なあけぼのというスーパーで長野県産の黄金桃を見つける。

2個で398円(税込み)と安い。のか高いのかよく分からない。

多分、人生で初めて買ったんじゃないかと思う。生の黄桃。缶詰は腐るほど食ってきたけど。

贅沢とは

自分は、たまに贅沢な気分を味わいたくなる時がある。

けれど、よく思い起こすと贅沢な気分を味わうのに大金を使う必要がないことに気づいた。

自分の場合、千円あれば贅沢な時間を過ごすことが出来ることに気づいた。

世の中の子持ちの父親であられる方と自分ではやや休日の趣が異なるかもしれない。

自分は土日が休みであるが、妻と子供は保育園や仕事で日中家にいないことも多い。つまり自分一人の時間になるのだ。

こういった場合の贅沢というのは、朝、妻と子供を保育園や職場に送った帰りにコンビニでコーヒーを味わうことでも得られる。100円だ。普段朝からゆっくりコーヒーを味わうということをしない自分にとっては淹れ立てのコーヒーを朝から味わうというのが贅沢な気分になるのだ。さらに思い切った贅沢となれば、本を1冊持ってジョイフルで朝食という場合だ。これでも600円くらいだ。

まだまだある。温泉である。鹿児島市内には温泉が多い。これは全国的にも珍しいことだそうだ。県庁所在地といった中心地に温泉が多いという事が珍しいそうだ。

温泉に昼前、昼過ぎに浸かる。贅沢の極みともいえる時間だ。夜ではない。夜で良いなら仕事帰りでも出来ないことは無い。昼に温泉に浸かるのが贅沢なのだ。1時間~1時間半かけて湯につかる。これで大体500円。

これらは、あくまで自分が置かれた環境によって出来ることだと思う。

ただ、そうでなくても得られる贅沢がある。

それが、食べ物だ。

千円出せば絶対に贅沢な気分を味わうことが可能だと断言する。

旬を狙えば、美味いメロンが一玉千円で買える。それを、ちまちま食わずに1玉を子どもと妻と自分で3等分して食う。最後は皿にあふれた汁まですする。まさに花火の如き贅沢。時間にして5分ほどであるが、その5分の密度といったらない。
シャインマスカットなんかも、旬の時期であれば千円以内で十分美味いものが買える。
いくらや本マグロなんかも千円出せば、十分楽しめる。

思うに贅沢とは、非日常感、ではないか。

例えば、飛行機に乗ったり、船に乗ったりするとそれだけで贅沢な気分になって財布の紐まで緩んでしまう。空港にいて地に足ついてることなんかない。

どういうわけか、自分は黄桃に対し、そんな非日常感を抱いていた。
400円で黄桃を買ってからは、それを食べるまでが楽しみでしょうがなかった。33歳の秋である。

黄金桃で非日常感を味わえたか

さて、ここまで引っ張ってしまった。

食うまでは、さんざん気分が盛り上がった。

安いチョコをねだる娘を、桃を食ってからチョコを食べなさい、と黙らせ、風呂入ってる間に桃を冷やしとくか! と時間を稼いだり。とにかく盛り上げた。

そして、黄金桃を切る。

まず、缶詰しか食ったことない自分は、思ったより黄色が薄いじゃないか、なんて思ったりした。

皿に並べるが、結局娘は、一口も食べずチョコを食べ始め、妻も舌がビリビリすると言い、アレルギー反応的なものを起こした。

結局自分がほとんどを食った。

何というか、美味かったんだけど、3人の心がバラバラで美味いだの不味いだのと言う結束力が欠けてしまい、消化不良に陥ってしまった。

あんな、上品な甘さの桃をこんな寂しい気分で食ったことはない。

味としては、白桃とほぼ同じ感じだった。夏の白桃の方が一段上の味わいだと思った。白桃の方が甘さが強いように感じた。黄桃もみずみずしさは白桃に劣らないが、甘さでは上品さがあるが白桃のような濃い甘さはない。果肉の固さや香りも白桃とほぼ同じ感じだった。
やはり甘さの質の違いが白桃と黄桃の違いかと思う。

-雑記

Copyright© マーゲット , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.