鹿児島県の平均年収は?
厚生労働省発表の「賃金構造基本統計調査」を男女別にみてみましょう。
男性の場合、2018年のデータは
年 | 平均年収(万円) | 平均年齢 | 平均勤続年数 |
---|---|---|---|
2018 | 451 | 43.9 | 12.4 |
2019 | 460.3 | 45.2 | 13.6 |
となってます。思ったよりかなり高い数字でした。やりますね鹿児島。高年収の層が引っ張り上げてるんでしょうか?大卒の場合は初年度の年収は大体300万円だと思います。そこから、20年で150万円年収が増えるには、1年あたり約7万円増やし続けないといけません。年収が7万円増えるというのは、ボーナスがないならば、毎年6000円の昇給がないと達成しません。ボーナスが年に4ヵ月分出るとしても、毎年4500円程度昇給していかないと達成できません。このような給与制度を取れている会社はほとんどないように思います。
この昇給額は、鹿児島県においては公務員を除けば現実的ではないように思います。だから、年収の中央値はもっと下ではないかと思います。
続いて女性のデータは
年 | 平均年収(万円) | 平均年齢 | 平均勤続年数 |
---|---|---|---|
2018 | 319 | 42.1 | 9.1 |
2019 | 322.8 | 42.0 | 9.7 |
となっています。男性と比較すると、平均年齢がおよそ2歳低く、勤続年数が3年短い、平均年収は、約130万円低い。ということになります。
自分(30代男・事務職)の収入について
自分は、健康診断をメイン事業とする職場に勤務しています。事務系の仕事に従事しています。
事務系の仕事は営業職のようなインセンティブがないので、基本的には年功序列型の給料です。また、残業も少ないことが多いです(月平均10時間程度。ちなみに0にしようと思えばできる。)。
給料明細と源泉徴収票とってたのでわかる範囲でまとめました。
年(1月~12月) | 勤続年数 | 年収(千円以下切捨て) | 残業時間 | イベント |
---|---|---|---|---|
2012 | 1年目 | 190万円 | 不明 | |
2013 | 2年目 | 310万円 | 107 | |
2014 | 3年目 | 308万円 | 57 | |
2015 | 4年目 | 302万円 | 22 | |
2016 | 5年目 | 329万円 | 138 | |
2017 | 6年目 | 345万円 | 123 | |
2018 | 7年目 | 353万円 | 125 | |
2019 | 8年目 | 366万円 | 87 | |
2020 | 9年目 | 397万円 | 224 | |
2021 | 10年目 | 411万円 | 270 |
鹿児島の30代男性の年収としては平均程度でしょうか。
共働きじゃないと生活は破綻しそうですが、独身だと十分な金額だと感じます。実際、結婚するまでは奨学金を毎月2万円返済してましたが、お金に苦労しませんでした(家賃3万円以内、軽自動車乗り)。
私の給料と比べてどうでしたか?
鹿児島のような地方で生活する方との比較とすれば、私より極端に少ない人も高い人もいないような金額じゃないかなぁと思います。
勤続10年目にして年収が400万円を超えたことは1つの壁を越えたようでうれしく思います。定年までに600万円に達するなら万々歳だと思っています。
昇給は?
今の勤務先(健康診断がメイン事業の職場)は、経営状態が非常に良好です。入職した頃から売り上げは右肩上がりです。
ですが、
昇給額は徐々に低下しており、私の今までの昇給額は平均して
3500円くらい。
となっております。
満足することはない数字ですが、かといって転職をしようとも思わない数字です。
鹿児島の企業としては、悪い方ではないと思っているのですが、皆様の職場と比較してどうでしょうか?
今のご時世、これでも多い方だと思ってます。たぶん。
事務系の収入は勤務先で大きく変わる
私は、大学を卒業して1年は公務員浪人のためフリーター生活をし、2年目に税理士事務所に約1年間勤務しました。
今と同じ事務系の仕事ですが、内容は専門的な知識が必要です。
しかし、給料面では今の職場の方が断然上です。勤務した税理士事務所は鹿児島では大きい方でした。毎日3時間程は残業してましたが、残業代は出ませんでした。1年目の年収は200万ありませんでした。ちなみにボーナスは、基本給が上がらない仕組みだったため、ベテランも新人も皆同じような金額だといってました。1年働いてないですが、月の手取りは11万円程度でした(もちろん、仕事も期待するレベルでこなし人柄も問題なければ、ちゃんと給料に反映されてました。)。
基本給は上がらないのですが他の手当を上げていくという給与制度でした。奨学金がの返済が月2万円ありましたので、車も持たず、家賃も1万9千円のアパートに住んでましたが、生活はギリギリでした。
でも、事務系の場合、案外このような職場って珍しいわけではないんですよね。一方で、公務員のように全ての従業員の基本給を上げる職場もあるので、給与制度が有利な職場で働きたいですね。私の勤務する職場も、正職員なら年齢や勤続年数に応じた定期昇給がありますし、非正規職員であっても時給がアップしますので、恵まれた職場だと思います。
自分が思うに、事務系の職種であれば、医療機関や老人ホームなどの福祉関係が他の業界に比べて待遇が良いように思います。あとは、商工会議所のような公的な機関も恵まれていると思います。とはいえ事務系では、良くても上記の平均年収くらいだと思います。
ちなみに、商工会議所や中小企業団体中央会、公益財団法人~といった公務員のような職場は公務員とは異なりますので、採用試験も普通の民間企業と変わりません。そして、給与水準も公務員とは大分差があると言われています。
共働きは必須
妻は、フルタイムで働いてくれています。そうしないと、貯金どころか日々の生活で資金が足りません。妻は仕事人間ではありませんので、本当はパートで働きたいと思っているのですが、そうしてあげれるのは、まだかなり先の話になりそうです。私の年収が450万円に達したら、妻の働き方を見直してもらえるかなと思ってますが、10年以上はかかりそうです。
鹿児島で奥様が専業主婦という世帯は珍しいのではないでしょうか。
副業かミニマリストか
勤続10年目で30代前半で年収が400万円を超えて嬉しかったのですが、あくまで残業時間が平均的な年より多かっただけで、翌年は年収が再び400万円を切るかもしれません。
2021年の時点で働き方改革が叫ばれ、在宅勤務が導入されたり有給休暇の取得義務化や残業規制の厳格化、副業解禁などが進んでいることを考えると、残業で一定の収入を維持していくのも長くは続けられないと思えてきます。
となれば、これから先は給料以外で残業代分(30~50万円)を稼ぎ出すか、残業代なしの収入を基準として生活していくことが求められます。歩合給ではない給料体系の人全てに当てはまる問題です。
考え方次第ですが、本気で取り組むなら副業等を駆使して残業代分を稼ぎ出す方が、本気で支出を減らすよりやりがいがあると思います。
自家用車(普通車)を減らし原付や公共交通機関での移動に変えるという思いきった生活の切り替えというのも、現代的で面白い試みだと思います。
これからは、本業一本で大きく稼げないのであれば、ミニマリスト的な生き方をしていくか、SNSといった情報発信ツールを利用して収入を得ることが生活の維持に必要な手段となっていくと考えなければいけないような気がします。
UberEatsやブログ、SNS、クラウドワークスなどを利用して徐々に本業以外の収入を増やしていければと考えています。本業以外で50万円稼ぐことが今後の目標です。