今回の概要
受験日 :2019年4月
 勉強期間:約5か月(1日1時間程度)
 使用教材:資格学校TACの通信講座(基本情報のおさらいから始まる一番ボリュームがあるセット。13万円位)
 取得価値:★★★☆☆(大手企業の部長クラスでも名刺に載せていました。上位資格も併記してた。)
 難易度 :★★★★☆(やや難)
試験について
 試験日:年2回(4・10)
 合格点:午前・午後ともに60%以上
 合格率:20%前後(20%より大幅な増減がないため、実質上位20%が合格となる試験ではないかとも言われる)
 その他:情報処理技術者試験制度のスキルレベル3(レベル4まで)
     午後問題は記述式となり、毎回難易度のブレが大きい気がします。 
受験の動機
拍付けです。普段の実務で役に立つことはないだろうというのは基本情報の時に実感してます。
 そもそも、基本情報では拍が付かないので、応用情報技術者まで取ったら名刺に載せようと思ってました。
 レベル4の内、レベル3というのもなかなか聞こえの良い位置づけです。
教材について
TACの本科生プラスA(Aというのは午後問題で情報系を選択する方向けのセット内容)
 内容
 ・入門講義DVD・・・10枚(1枚2時間程度)
 ・基本講座DVD・・・10枚(1枚2時間程度)
 ・分野別実践講座・・・各分野2~3枚ずつ(過去問を題材として、解くのに必要な知識や解き方の解説)
 分野別実践講座がこの教材の肝です。これをきっちりやれれば合格に必要な最低限の知識が身に付きそうな気がします。 
勉強方法
試験までの学習ペース
 11月~12月半ば・・・入門講義DVDを視聴
 12月半ば~2月半ば・・・基本講座を視聴
 3月~試験前日まで・・・分野別実践講座
 今回は、初めての難関と呼べる試験へのチャレンジでしたので、ちょっと高かったですが、TACの通信講座を利用しました。それに、
 もし合格したら、ネットで半額くらいで売れるだろうという算段もありました。
 さて、今回私は、基本情報レベルのおさらいから始まる講座を購入しました。
 11月中旬頃から勉強開始です。
 まずは、入門講義という基本情報のおさらいから視聴しました。いわゆる離散数学と呼ばれる分野コンピュータ科学とか呼ばれる部分については
 かなり勉強になりました。ただ、この部分は午後問題とはほぼ無関係だから理解してもしなくても合格へのアドバンテージとはならないと思います。
 他にも、ネットワークや情報セキュリティ、データベース等一通り視聴しました。
 この入門講義のDVDは全10枚で1枚当たり2時間程度です。これを1周するのに1か月半ほどかけてしまいました。
 入門講義が終わると基本講座に突入です。
 しかしコレ、入門講義と内容が7割方重複してます。良い復習だと思いつつローラー作戦のように順にこなしていきましたが、この判断は間違いだったような気がします。
 とりあえず、基本講座が終わって、分野別実践講座に突入します。
 この講座がめちゃくちゃ勉強になります。この講座は、基本的に問題を解く前に講師が1時間かけて解くにあたって必要な知識を解説します。そして、時間を計りつつ問題を解く。そして、
 解く手順の解説という内容です。勉強になります。本当に。勉強するならこの講座に時間をかけるべきです。
 しかし、今回は仕事や家庭の事情で準備不足感があるまま試験を迎えました。 
試験を終えて
午前問題は、60%以上は間違いないという手応えでした。今回、午前試験の過去問はやってないのですが、TAKの通信講座だけで必要な知識は賄われていました。
 さて、問題の午後です。
 今回午後問題は
 ・情報セキュリティ(必須) → ある程度知識必要だった。
 ・ネットワーク → ある程度知識必要だった。TLSアクセラレータなんて知らん。そして、IEEEの規格とか、使うHz帯を選ばせるとか今までにないタイプ。
 ・データベース → 病院の処方箋の話し。読み解きにくいわ。でもSQL文自体は難解ではなかった。
 ・システムアーキテクチャ → 多分あまり知識は必要なかった。
 ・組込みシステム開発 → 完全に国語問題。
 を選択しました。
 今回かなり微妙な手応えです。いったようないってないような。ホントにボーダーラインに立った感じでした。ギリ越えたかなくらいの感触。
 そして、2ちゃんねるの書き込みを覗いてみると、たくさんの人の書き込みがありました。どうも、2019年春期の試験は簡単だった回のようです。
 でも、自分としては午後問題で用語を答えさせる問題が多かったりして、やや特殊な出題だったという印象でした。 
結果
午前:76.25点
 午後:52点
 ・・・。発表の時点ではもうわかってました。落ちたって。
 今回の落ちた原因は、間違いなくケアレスミスでした。解けた印象があった組込みシステム開発でしたが、小数点以下を四捨五入なのか切り上げなのかという
 指示を読み違い、というか見落とし。後は、ネットワーク分野で答えが分かっていたのに、何故か選択肢を間違えて記入していた。というのが3問。本来ネットワーク分野は好きな分野なので、
 得点が見込める問題だったはずですが、この選択肢ミスと最初のTLSアクセラレータがわからず壊滅状態。
 あと、システムアーキテクチャでは、WebAPIが何なのかよく分かっていないため読解が妙に困難だったということが考えられました。
 これらから考えて、若干の知識不足とケアレスミスが合格に至らなかった原因です。
試験の感想
これは、はっきり言えますが応用情報技術者試験は難しい試験です。与えられた事例に対して状況を把握するだけでも結構難しいです。
 午後問題は国語の問題だという話をよく聞きます。自分もそれは間違いではないと感じています。
 しかしそれは、そういう回もある、ということだと思いました。今までの午後問題の印象は、問題を解くにあたって必要な知識が問題文中に与えられている事が
 多いというものです。確かに、このパターンの出題は国語の問題だと思います。いわゆる答えは問題文中に必ず書いてあるというやつです。
 でも、たまに問題を解くにあたって必要な知識が問題文中で与えられない時があるんです。その時は、国語の問題ではないです。ITの専門家としての知識や問題解決能力
 が必要になる問題です。応用情報技術者試験はこのような問題の質の振れ幅をはらんでいるため、難しく感じます。
 簡単な試験だと感じた多くの方は、多分、国語のセンスがある方で且つ、国語の問題に近い試験の回に当たったんだろうと思います。
次回に向けて
この試験にお金つぎ込んじゃったしな~。また受けます。
 組込みは対策なしでいきます。
 データベースはユーチューブにある筑波大学の講義を聴こうかな。
 ネットワークはやっぱり無線LANを押さえておかなきゃ不安が残るので無線LANは開拓しようかな。
 情報セキュリテイはもう一回基本を復習しておきます。
 システムアーキテクチャはWebAPIを勉強しておこうかな。今回よくわからんかったし。
今回落ちましたけど、次回こそは合格して見せます!何せ8割の方が落ちてるんですから、2回目合格がデフォルトですよ。