個人情報保護士を初めて更新する
取得したのは大分前のことだったような気がしたけれど、鹿児島大学まで受験しに行ったのがまだ2年前のことだったのか・・・。
さて、普段ほとんどこの資格のことなんて意識しないので、当然というか有効期限が過ぎてしまいました。
個人情報保護士は更新が必要な資格です。
更新の条件は定期講習(有料。60分/回)を年に一度受講し、確認テストに合格することです。やはり更新は面倒くさいですね。
次回からは、更新するか分かりませんが、せっかくブログもやっているし情報発信のネタ作りとして、1回は更新してみようと思いました。今回は、手続きや、費用、テストの難易度等について書いていきます。
全日本情報学習振興協会からの定期配信されるメール
個人情報保護士の主催者が全日本情報学習振興協会という組織なのですが、試験の申し込みをWebからした際に、メールアドレスを登録するのですが、それをきっかけに色々な情報が結構な頻度で配信されます。
それで、有効期限が近づくと、資格更新の案内がメールで配信されます。
でも、それを無視していたので有効期限が過ぎてしまったのですが、その後も更新の案内のメールが届きます。どうも期限が過ぎても失効するわけはなく、期間外定期講習というものを受講し確認テストに合格すれば更新できるようです。
ということで、配信されたメールに記載されていたURLから申し込みしていくことにしました。
期間外定期講習
通常は、5,000円(税抜き)のようですが、今回はキャンペーン期間中のため、3,500円(税別)で受講できるとのことでした。
申し込みのサイトはこちらからどうぞ。
この期間外定期講習は2時間の講義でして、申し込みをして支払いを済ませると、動画のURLと受講番号とパスワードが送られてきますので、ログインして動画を視聴します。
岩田修という中小企業診断士や気象予報士という資格を持った先生による講義です。割と分かり易い講義をされる方だと思います。ちなみに、やや小泉新次郎さんに似てます。
ちなみに、定期講習は1回60分で2,000円です(税抜き)。
意外に勉強になる講習
2時間の講義で約4,000円は高いのですが、勉強にはなりました。
特に、2020年というのは個人情報保護法が改正された年であるため、変更点について説明を聞けることは有意義であると感じました。
お金を取るだけあって、PDFでレジュメもダウンロードできるように用意されています(動画でもスライドを映すため印刷する必要性はなし)。
変更点の説明については、変更前どうだったかにも触れるのが有難いです。
つまり、変更の結果、より厳しくなったのか緩和されたのかが分かり易いのが良い点かなぁと思います。
確認テスト
期間外講習の確認テストは、10問出題されました。〇×の2択問題です。講義を真面目に聞いていれば、応用的な問題はではないので簡単です。
どうしても難しければ、もう一回講義を視聴するなどすれば良いです。
で、10問解答し終わると、送信ボタンを押します。
すると
結果は2週間後に通知されます。とのこと。登録しているメールで通知が来るそうです。
意外に面倒くさい。その場で教えてくれよ。
これに合格していれば更新となります。初回は認定カードに顔写真がついてないのですが、更新後は顔写真をアップロードすることで顔写真付きのカードが送られてきます。多分、顔写真をアップロードしなければ、顔写真がないものが届くのだとは思いますが。
受講する価値はありか?
さて、今回私は試しに更新してみたのですが、更新しないというのはどういうことか、について簡単に触れます。
もし、更新しなくても
- 名刺に載せることは可
- 履歴書に書くことも可
という点は要注意かと思います。
では、更新しないと具体的に何が出来ないかですが、
- 個人情報保護士の「PIIP」というロゴと一体化している有効期限が切れたままになる
- 認定カードの有効期限が切れたままになる
ということが挙げられます。
つまり、個人情報保護士と名刺に載せるだけで、ロゴも認定カードも使わないのであれば、そもそも更新しなくても特に問題はありません。
ですが、個人情報保護士を取得する目的が名刺に載せること、である人は少ないですよね。本来は、体系的に勉強して知識を増やしたり、知識を整理することが目的としていたのではないでしょうか。
さすがに、知識はすっからかんだけど、名刺に載せれれば良いや、という考えはないですもんね。
なので、私もそうですが、個人情報保護法については、改正があれば何らかの手段でキャッチアップしていきたいと思いますよね。
お金を払って全日本情報学習振興協会の講座を視聴するという手段を取らなくても良いのでしょうが、案外この方法以外に手っ取り早い手段がないような気がします。個人情報保護の学習ツール自体が少ないし、本を買って読むとしても、最新の法制度の解説本は中古でも高いし、これを読み込むとなると相当な時間がかかります。そのうえ、自分一人で内容を読み取って理解していかないといけないのですが、果たして正しい知識を得ているのかどうか、不安になるような気がします。
仕事でPマークの運用に携わっているのですが、法改正について本で調べただけで、社内の規定を変えるというのは、怖いです。Pマークの審査員の方に問い合わせたりして、確認をとって、間違いなそうだったら、初めて規定を変更します。
このようにですね、プロの説明を聞けるのは、自分一人で正解に辿り着くより遥かに短時間で正確に知識を得ることが出来ると思います。
このようなことから、個人情報保護士の更新のための講習というのは受講する価値があると思います。
1回が1時間程度の講習なので、1回受けた程度では、知識のブラッシュアップはわずかなものですが、これを例えば10年間毎年受講したとしたら、その蓄積は大きな差になると思います。
更新の手続きについてのまとめ(期間外講習の場合)
更新の手続きですが、基本的にはメールでの通知が頼りになります。
年に4回試験が開催されておりますので、定期講習を受ける時期と言うのは複数あります。
ただ、定期講習というのは、取得月を目安に案内がメールで届くようになっております。そのメール内に申し込みを進めていく画面に遷移するURLも記載されていますので、そちらから申し込みをします。
もし、メールの通知が来ていないという場合は、申し込みのサイトはこちらになります。
これに申し込むと、メールが届き、そこに講習動画のURLと受講番号(ID)とパスワードが記載されていますので、動画を視聴することが出来るようになります。
動画視聴については、視聴期限がありますので、必ず期限内に動画を視聴し確認テストに解答する必要があります。
確認テストをパスすると、これで定期講習は終了になります。