アーネストワンの内装はDIYでカスタムする
アーネストワンの建売を購入し、半年が経過しました。
アーネストワンの家は内装がとてもシンプルなのが特徴です。そのため、カーテンや置く家具などによって雰囲気が変わります。
今回は、寝る部屋の邪魔にならない位置にスピーカーを置きたい、という動機から壁に棚を取り付けます。つまり、壁に穴を開ける作業をすることになります。
内装に凝った家だと、どんなに小さくても壁に穴を開けるのは抵抗があるかと思いますが、シンプルな内装だからこそ、DIYをより楽しめるのではないかと思います。もちろん、家の大事な柱や耐震ボードといった重要な部分に穴を開けないよう注意しないといけません。
無線スピーカーをつけて快適な寝室への第一歩
子供が小さいと、寝る前にYouTubeでのオルゴールが欠かせません。
ただ、スマホのスピーカーから流すと、音が割れて不快な感じになってしまいます。
そこで、スマホとスピーカーをスマホで繋いでもっと良い音でオルゴールを流せるようにしたいと思います。
ただ、寝室は実質4.5畳(2.5m×2.5m)しかないので、ベッドを2つ置くとスピーカーを置く場所がないのです。それで、壁に板を取り付けてスピーカーを置く棚にしようということです。
DIYで必須のアイテムは4つ
棚を壁に取り付けるのですが、穴を開けるわけですから、絶対に真っ直ぐ取り付けたいですよね。それに、ビスを打ち込むためには下穴が必要です。そのためには、
- 水平器
- 三脚
- 電動ドリル
- 下地センサー
この4つは欠かせません。マスキングテープは壁を汚さす目印として貼れたり、マスキングテープに目印のマークを入れたりできるので便利です。
では、作業に参ります。
場所決め
これが、部屋なのですが、この写真では見えませんが右側には窓があるので、左側の壁に取り付けるしかありません。
まぁ、上位置は時計のチョイ下くらいです。スピーカーは小さいのですが、後々少し大きめのスピーカーに替えるかもしれないので。
高さを決めたら、マスキングテープを貼っておきます。
あとは、間柱がある場所を探し、水平をとって電動ドリルで下穴を開けます。
下地センサーを使って、壁の向こう側にある間柱を探します。
間柱というのは、家を支える為にある柱ではありません。家内部の壁を固定させるための柱です。そのため、家を支える柱に比べると、幅が狭く大体40mmくらいのようです。家の図面を見れば間柱の位置が分かるのですが、アーネストワンの場合は、45センチ間隔で間柱が入っていますので、簡単に探せます。壁を叩いてみても、音や感触で大体の場所はすぐ分かります。
画像の下地センサーでは、センサーが透過する面積で判断しているのか、間柱の大体の真ん中の位置が分かります。毎回、「センター」と表示される位置が数ミリ変わります。出来るだけ間柱の真ん中に木ネジを打った方が安定感が良いと思うので慎重に真ん中を探ります。
水平器です。三脚に乗せれば、角度を調整したり、足を伸ばして水平線の高さ調整が出来ます。
順番前後しますが、水平器から出るレーザーで水平を可視化します。この写真は棚受けを取り付けた後ですが、ばっちり水平です。
間柱の真ん中の位置をここだと決めたら、電動ドリルで下穴を開けます。HiKOKIというのは日立製作所が製造している電動ドライバでして、この紫色はプロ用に対して、DIY用モデルということを示しているのですが、このFWH14DGLというモデルについては、プロ用と全く同じものらしいので、このドライバを選定しております。
なお、電動ドライバとインパクトドライバというものと2種類あるのですが、電動ドライバは軽くトリガーを引くと軽く回転するのですが、インパクトドライバは常に同じトルクで回転するので、ゆっくりトリガーを引こうが全開で回ります。自分は、家に穴を開けるということでゆっくり優しく穴を開けたいということで、電動ドライバにしました。
石膏ボードが厚さ12mmあり、その先に間柱があります。
木ネジには、太さと長さが色々あるので、まずは棚受けの穴の大きさにあった木ネジを選ばないといけません。次に、長さですが、私は、38mmの木ネジを使ったので、約20mmほど間柱に埋まっている計算ですが、かなりがっちり固定され、普通の力では動きそうにありませんでした。
棚受けに電動ドライバーで木ネジを打ち込んでいく(締めていく?)時に、下穴をちゃんと開けておかないと、木材が広がる力に耐えきれず間柱にひびが入る可能性があります。また、下穴を開けておくと木ネジを打つときに、穴に沿って進んでいきますので、多少斜めから締めても真っ直ぐ進んでいきますのでやりやすいです。アーネストワンの木材は無垢材ではなく集成材が使用されているため、比較的ひび割れが起きにくいかと思います。
写真の通り、縦位置も垂直をとって真っ直ぐに取り付けます。
後は、棚受けに板を固定して完成です。
本来なら棚受けを真ん中にも入れて、3つにするとかなり安定すると思うのですが、時計がある真ん中らへんにあるのは間柱ではなく建物を支える柱なので、余計な穴などは開けれません。
この棚受けの耐荷重がどれほどかが、記載されていなかったので不明ですが、1個当たりの耐荷重が10㎏もないものを見たことがないので、10㎏と仮定して使用していくことにします。
【HiKOKI(旧日立工機)】コードレスインパクトドライバ 14.4V 1.3Ah 最大トルク140N・m 【FWH14DGL(2LEGK)】 ※沖縄・離島は別途送料が必要 価格:17,374円 |
DIYすると家に愛着がわく
今回、生まれて初めて工具を使って、家に穴を開けました。ここまでやるのに簡単そうですが色々知識も必要でした。新築なので大事にしたい気持ちはあったり、穴を開けることで家が脆弱になってしまわないかなどと考えたりしました。とにかく、間柱であれば家の構造に何ら影響はないという情報にたどり着くことで壁に穴を開けようと思うことが出来ました。
そして、いざ棚をつけて、そこにスピーカーを置いて寝るときにスピーカーから音が流れると、それだけで特別な気分に浸ることが出来ました。
また、邪魔にならない位置にモノが置けるということも、狭い間取りにおいては大きなメリットです。
いくら、4.5畳のスペースとはいえ、小さめのベッドを2つ置いたら、それでもう何も置けなくなるというのは味気ない感じがしました。
後日、テレビを設置するため、今回と同じような棚を取り付けます。このようにして、4.5畳のスペースがDIYによってどんどん充実していき、快適な空間になっていくのだと思います。今では、工夫次第ではちょっとした作業スペースくらいなら作れるのではないかと、思っております。それをどう実現するかは、まだ浮かばないのですが、ヒントは色んな所にあるとおもうので、そのうち良い考えに至るのではないかと思います。
自分は、元々書斎に憧れてたタイプなのですが、DIYに興味を持ち始めてからは、出来合いのものに興味がなくなり、書斎に関しても興味がなくなりました。なぜなら、DIYで皆が快適に使える部屋を作れば良い、と考えるようになったからです。家の間取りは、4LDKなのですが、一つはリビングに隣接する和室なので、部屋にできるのは実質3部屋です。内一部屋が寝室で、もう一つの部屋は子供部屋、そしてもう一つの部屋を家族全員の作業部屋にしています。つまり、夫婦の寝室(4.5畳)と子ども二人の寝室(5畳)とみんなの作業部屋(6畳)の3つです。書斎がどうしても欲しいとなると、各部屋が少しずつ小さくなって、3畳ほどのスペースを捻出しないといけないですが、書斎がない分だけ広い部屋が家族みんなの作業部屋だと思うと、案外それも悪くありません。アーネストワンの家はあらかじめ工夫がされている間取りや内装ではありません。あくまで家の性能に軸をおいた間取りと言えます。ですが、それをDIYで自分たちにあった内装や建具にしていくことで快適さがグンと増しますよ。